Vol.23 梅雨時期の水やりのポイント

2023.6.22

梅雨の訪れとともに、雨が頻繁に降る季節がやってきます。梅雨時期は通常、大気中の湿度が高く雨が頻繁に降るため、植物によっては水やりの頻度を調整する必要があります。雨が降っている日に水やりをする方はいらっしゃらないと思いますが、梅雨の晴れ間に水やりをしても良いのか、植物によって違いはあるのかなど植物の健康を保つための梅雨時期の水やりのポイントをご紹介します。

土壌の湿度を確認

土に直接手を入れて湿度を確認土の表面を触るだけでなく、指を土に入れて湿り具合を直接感じることで、植物が水を必要としているかどうかを判断することができます。土壌が十分に湿っている場合は、追加の水やりは不要ですので控えましょう。このような直接の湿度の確認は、植物の水分要求に合わせた適切な水やりを行うために重要ですので、是非覚えておいてください。

通気性の良い土壌を使用する

湿度が高い環境では、土壌が過剰に湿ってしまいがちです。通気性のある土壌を使うことで、余分な水分が排出され、根腐れや病気のリスクを減らすことができます。鉢植えの植物の場合は排水性の良い鉢やプランターを選ぶことも忘れずに行いましょう。

植物の種類に応じた水やり

アジサイは水を好む植物葉が大きく水分を蒸散させやすい植物や、湿度に敏感な植物は、他の植物よりも頻繁な水やりが必要です。植物についての情報を調べ、それぞれの水分要求に合わせた適切な水やりを行いましょう。
また、夜間の水やりは避けることをおすすめします。夜間は湿度が高まりやすく、植物が湿ったままの状態になるリスクがあります。植物が十分に乾いた状態で夜を迎えるよう、水やりは日中に行うようにしましょう。

梅雨時期の水やりは、植物の健康維持にとって重要です。適切な水やりの頻度と方法を選ぶことで、植物は栄養を十分に吸収し、病気や根腐れから守られます。植物の種類や環境条件に合わせ、丁寧かつ慎重に水やりを行うことで、梅雨の季節も梅雨明けの季節も美しい緑を楽しむことができるでしょう。

こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。

庭デニング 代表 小山健太郎【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。

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