ア行 アプローチ アプローチ あぷろーち 主に門まわりから玄関に至る通路のこと。道線に変化をつけてデザインすうとよい。幅員は900~1200mm程度で滑りにくい仕上げを心がける。 RC造 RC造 あーるしーぞう コンクリートを鉄筋で補強した構造(鉄筋コンクリート造)。主としてコンクリートは圧縮力に、鉄筋は引張力に抵抗し、さらに両社は付着によってずれが生じないよう組み合わせて用いらる。耐久性、耐震性に優れ、経済的に富む構造である。 アイストップ アイストップ あいすとっぷ 住宅正面や街並みの中心で、人の視線を引きつけるような際立った事物のこと。例えば、T字路の道路の突き当りにある塔状の建物や、目印となる樹木などをいう。街並み景観設計の手法の一つ。 アウトドアリビング アウトドアリビング あうとどありびんぐ 住宅のリビングや食堂の前面の庭をリビングの一部として活用し、住宅外部の自然環境を味わいながら楽しめる空間をいう。リビングの考え方に広がりをもたせている。 アルファルト舗装 アルファルト舗装 あすふぁるとほそう 道路舗装の一つの方法で、アスファルトを用いて表層を舗装した道路舗装をさす。アスファルトは石油精製のさいに出る残留物と天然のものがあるが、人工アスファルト、つまり石油アスファルトを用いることが多い。暗褐色、黒色で防水工事などにも用いられる。 洗出し 洗出し あらいだし 左官仕上げの一つ。モルタルやコンクリートが完全に硬化しないうちに表面を水で洗い流し、中に入っている骨材(砂・砂利・石など)を露出させる仕上げをいう 生垣 生垣 いけがき 樹木を列状に植え、刈り込んだもの。高さにより高生垣と低生垣に分けられる。一般的な低生垣は竹垣に苗木を結束し、生育させながら刈り込みにより形を整える。植物の維持管理が必要となるが、花や紅葉などの季節感があり、地震などの災害にも強い。 石積 石積 いしずみ 自然石または加工石を積み重ねてつくる石垣や石積みで、一種の重力式擁壁。石の積み上げ勾配が45°以上を石積み、それ以下の緩勾配を石張りと呼ぶ。積み方を構造的に分けると、空積みと練り積みに分けられる。また、積み方を様式的に見ると、面積み、崩れ積み、野面積み、乱れ積みなどがある。 犬走り 犬走り いぬばしり 建物の周囲に沿って軒下の幅に、コンクリート、レンガなどを並べたり砂利を敷いた所。築地、石垣、堤防などとその外側にある溝との間の平垣な部分。建物を汚れを防ぐためにはよい。また、土木では築堤などの盛土や道路掘削方面の崩壊を防ぐために、法面(のりめん)の途中に設ける水平部分をさす。 打放し 打放し うちはなし 現場打ちコンクリート造の壁で、通常、素地仕上げの場合をいう。コンクリートの打ち込みや型枠には細心の注意を払わなくてはいけない。型枠の木目を生かした打放しコンクリートの美しさは、エクステリアに欠かせない魅力をもつ。化粧目地や笠木にレンガを乗せるなどのアクセントを付けるとよい。 カ行 ガーデニング ガーデニング がーでにんぐ 「庭づくり」を意味する。現代人の余暇の過ごし方の中で、草花、樹木、野菜などを育て、人間性の回復やストレス解消を求める風潮が盛んになってきた。プロの提案による「造園」とは対極にあるものと考えられる。一方で草花を主体とした園芸という意味も有しており、居住者にとって手軽で親しみやすい響きをもっている。1997年度の流行語の一つとして注目された。それらの動きと連動して、庭まわりの商品材料が着実に売上を伸ばしてきている。 ガーデンファニチャー ガーデンファニチャー がーでんふぁにちゃー 庭の中に置かれる家具。庭を鑑賞したり、休息したりするベンチや野外パーティーでのくつろぎのひととき、花や植物の手入れなどに使われるテーブルや椅子をさす。近年ガーデニングのブームとともに設置が増え、材質や種類も豊富になってきた。 花崗岩 花崗岩 かこうがん 火成岩の深成岩に属し、わが国で広く産出される。御影石ともいう。組成鉱物は石英・長石・雲母。耐久性、美観に優れるが耐火性に劣る。建築、造園で広く使用されている。本御影、稲田御影、甲州御影などがある。 カスケード カスケード かすけーど 幾筋にも別れて落ちる小さな滝で、落差のある水流を数段に分けて階段状に落とし段滝としたもの。傾斜地につくられた庭園に多く見られる。‘‘水階段‘‘ともいう。イタリア式庭園の典型様式の一つで、庭園や広場、あるいはインテリアの演出にも用いられる。 ガゼボ ガゼボ がぜぼ 洋風の東屋(あずまや)のこと。 サ行 サービスヤード サービスヤード さーびすやーど 勝手口や生活動線となる住居側面や背面などの小さい庭スペース。メインの庭と異なり、物置やゴミ置き場、物干しなど日々の生活に欠かせないスペースとなることが多くなります。そのため美観はもちろん、水はけや掃除のしやすさなど、機能的で無駄のないレイアウトが求められます。 左官工事 左官工事 さかんこうじ エクステリアでの左官工事(さかんこうじ)は、外構の壁や床などを、コテを使ってモルタルや左官材料で塗り仕上げる職種、またはその作業のことを指します。この左官作業は非常に高度な職人技術で、エクステリアの仕上がりの美しさを左右する重要な工事です。 山野草 山野草 さんやそう 自然の山野に自生している主に草本植物。薬用や食用として利用する以外に鉢植えや庭に植付けて楽しむ。近年人気が高まっているが、採取の知識や方法を知ってから採取することが大切である。採取場所、時期なそ自然の営みを壊すことのないように充分注意が必要。 地業 地業 じぎょう 構造物などの基礎の下を固めることをさす。その種類により、割栗、砕石、砂、杭打ち地業などがある。 サンクンガーデン サンクンガーデン さんくんがーでん 地盤面より一段下げてつくられた広場や庭のことで、平坦な庭園に変化をもたせるためのもの。サンクンとは「沈んでいる」の意味。 タ行 坪庭 坪庭 つぼにわ 住居の中庭や通風や採光のための小さな屋外空間に作られた庭を指します。ひと坪ほどの庭。日本古来の伝統的な空間として、小さな和庭園を作ることが主流です。浴室や寝室から垣間見えるように目線を低く抑えて施工することが多く、天然石や灯籠、竹やコケなどの自然素材を取り入れた坪庭は、癒しの空間として高い人気があります。 玉石 玉石 たまいし 海岸や河床にある丸味を帯びた石で、直径20~30㎝程度のものをいう。石積みに使用したり敷き詰めて玉石敷きに利用する。相州玉石、甲州玉石、多摩川玉石などがある。 竹垣 竹垣 たけがき 竹を主材料としてつくった垣根。高垣。四つ目垣・御簾垣(みすがき)・建仁寺垣・南禅寺垣・光悦寺垣・源氏垣・高麗垣・鉄砲垣・浜垣・竜安寺垣などさまざまなデザインがある。竹材にはマダケ・モウソウチク・ハチク(唐竹)・メダケ・クロチクなどが用いらえる。用い方もそのまま使う丸竹(四つ目垣・鉄砲垣)、割って使う割竹(建仁寺垣・光悦寺垣)などがある。普通竹は切り出した後竹材として加工(乾燥・磨きなど)するが、桂離宮の桂竹垣のように生きた竹をそのまま竹垣にしてしまった特殊で有名な竹垣もある。 段鼻 段鼻 だんばな 階段部分の蹴上と踏面の交点のコーナー(出隅)部分をさす。この部分に用いるタイルを段鼻役物タイルと呼ぶ。 茶庭 茶庭 ちゃにわ、ちゃてい 茶室に付属する庭で、茶事の作法に則り、つくられている庭。蹲(つくばい)と灯篭(とうろう)と待合腰掛、飛石などを配する。その他のあしらいとして、ちり穴、延段、関守石(せきもりいし)、庭木戸などがあり、最近ではしつらえなくなったが、刀掛け、ちり箒、雪隠(せっちん=トイレ)などもあった。露地(ろじ) ナ行 濡れ縁 濡れ縁 ぬれえん 雨ざらしの縁側(縁台)を指します。掃き出し窓前に広いスペースがない場合や、大きなウッドデッキを作りたくない場合などに、奥行のない縁台を設けて、ちょっとした腰掛けや物干しの足場として利用するのが一般的です。日本家屋に多く見られ、古くから親しまれた伝統の空間です。 中庭 中庭 なかにわ 英語のコート(court)。三方または四方を建物や回廊で囲まれた庭空間。日本の伝統的中庭は、古くは平安時代の寝殿造り庭園の一つの手法としてある。これが小型化したものを「坪庭」と呼称している。 ニッチ ニッチ にっち 英語で壁龕(へきがん)のこと。西洋庭園施設の一つで、イタリア式庭園やスペイン式庭園に多く見られる壁面をえぐったようにつくられる半円形のへこみ空間で、飾り鉢やベンチが置かれる。噴水や泉を施す場合もあり、壁泉(へきせん)、ニッチファウンテンともいう。 日本芝 日本芝 にほんしば わが国に自生している多年草のシバ属植物をいい、造園的にはノシバ、コウライシバ、ビロードシバが使用されている。耐塩性があり、乾燥や踏圧にも強いが、日照不足、過湿には弱い。日本芝は種子の繁殖が難しいため、一般に切芝の張付けが行われる。張芝の方法には切芝と切芝の間に目地を設けいないで張る方法(ベタ張り)と、目地を設ける方法(目地貼り、互の目張り、市松貼りなど)に分けられる。 庭石 庭石 にわいし 自然にある石のなかから庭園での利用に適するものを選び出し、庭園の材料としたもの。産地別に山石、沢石、川石、海石に分けられる。庭石の名称は産地名や石の特徴によって名付けられている。 ハ行 パーゴラ パーゴラ ぱーごら 日本風に言えば藤棚を指します。もともとはイタリアのぶどう棚が由来とされ、住居用に蔓草を絡ませ日除けや憩いの場として利用されます。近年日本の住宅でも、ウッドデッキやテラスガーデンの日除けや庭の演出、デザインの一部として広く活用されるようになりました。パーゴラの下にガーデンチェアを置いて、のんびりティータイムを過ごすのも魅力の一つです。 パース パース ぱーす パース(pers.)は英語のパースペクティブの略語で透視図をさす。目で見たように、そのまま描く方法を透視図法で表現したもの。 バリアフリー バリアフリー ばりあふりー バリアは「障害」のことで、フリーは「無くすこと」、「開放」である。通常は身障者や高齢者、車いす生活者などの通行上の障害をなくすための物理的解決をはかる技術的配慮に対して使われる。しかし、現代の日本人にとって、こうした物理的障害より、心の障害のほうが問われている。 刷毛引き仕上げ 刷毛引き仕上げ はけびきしあげ 左官仕上げの一つ。塗り面に刷毛を引いて仕上げること。木鏝でむらなく押さえたあと、水引き、締まり具合を見て表面を一定方向になで、粗面を出す仕上げ。住宅の基礎や外構の仕上げに使う。 マ行 前庭 前庭 まえにわ 一言で言うと建物の前にある庭となります。道路と住居玄関前に広い敷地があり、庭として楽しんだり、オープンにして駐車スペースを確保したりと、様々に利用できる空間です。ライフスタイルに合わせて様々なプランを実現できます。 枕木 枕木 まくらぎ 鉄道のレールの下に敷く角材。最近は中古のものをガーデニング材料として用いるのが流行している。小口寸法は200×140mm 長さは2100mmが標準的。腐食しにくい特性をもつ堅木(カシ類=最近はケンパス材)でできている。 街なみ 街なみ まちなみ 複数の低層住宅など、建築群が存在する状態を側面から視覚的に捉えることをいう。屋根や壁面などの形や色彩、そしてテクスチュア(素材感)の三要素および街路に面したフロント植栽、門構えなどで調和のある景観を一般的に良好な街なみといっている。英語ではタウンスケープ(town scape)という。 水勾配 水勾配 みずこうばい 雨水や汚水などを排水するために付ける緩傾斜をいう。一般に建物の樋や土間床の仕上げ勾配などに用いる1/100~1/200程度のゆるい勾配。 ヤ行 ユーティリティ ユーティリティ ゆーてぃりてぃ 住宅においては家事作業の空間。屋内では洗濯や乾燥、収納などの機能をもつ部屋をさし、屋外ではゴミを含む収納機能をもたせて「サービスヤード」という場合が多い。 洋芝 洋芝 ようしば 明治時代以降に牧草として導入されたものの中から、刈り込みにより密生した地被となるものを日本芝に対して洋芝という。洋芝は大きくベントグラス類、ブルーグラス類、フェスキュー類、ライグイラス類、バミューダグラス類の五つに分類される。洋芝の特徴は生長が早く、生育季節は冬である。また、繁殖の多くが種子まきであり、株立ちあるいは地上匍匐(ほふく)で生育する。 擁壁 擁壁 ようへき 切土や盛土のより発生する法面(のりめん)や崖の土の崩壊を防止するために設ける鉛直壁体構造物をいう。 42条2項道路 42条2項道路 よんじゅうにじょうにこうおうろ 集団規定(建築基準法施行時、〈1950年11月23日〉にすでに都市計画区域内であったところはその日、その後に都市計画区域に指定されたところはその指定の日)において、現に建築物が建っている場所の幅員4m未満の道で特定行政庁が指定したものをいい、法42条2項に規定されていることからこの呼び名がある。一般に、略して「2項道路」と呼称している。 ラ行 落葉樹 落葉樹 らくようじゅ 落葉樹とは、秋から冬にかけて気温が下がると葉の色が変わり枯れて落ち、季節がめぐり暖かくなると新緑が出てくる樹木をさします。エクステリアやガーデニングにおいては、春や夏は草花が生い茂り色鮮やかですが、花の色彩に乏しい秋や冬には、モミジ、ハナミズキ、カエデといった紅葉が美しい落葉樹木を植えることでそれを補います。年間を通して美しい色彩を楽しめる落葉樹はシンボルツリーとしても人気があります。 ラチス ラチス らちす エクステリアにおいてラチス(ラティス)とは木製の斜め格子のフェンスを指します。格子模様が美しく任期のあるガーデン素材として、ホームセンターなどでも近年よく見かけます。規格サイズがいくつかあり、組み合わせてバルコニーのフェンスにしたり、鉢植えを格子にハンギングして楽しめます。 リガーデン リガーデン りがーでん 庭のリフォームのこと。ガーデニングの広がりによって、今までの見る庭から遊ぶ、憩うといったニーズが求められてきている。住む人の年代によってもまた、庭の役割が変わってくる。ペットなどの共生空間としての庭、老人のための手のかからない庭、子供たちの遊び場としての庭、家族の団らんの場としての庭など、住む人の志向、生活パターンによって、庭を変化させていくという新しい市場創造を考えていく時代にきている。 緑化産業 緑化産業 りょっかさんぎょう 草木を植えて緑にするいわゆる緑化の伴う産業。特に都心やその周辺地域では地球の温暖化に対する4排ガス規制などと対をなすもので、自然環境を整備する上で重要な産業として注目される。公園や道路の緑化から、砂漠などを緑に変えていくなど大規模な緑化があり、技術力を駆使した低コストの緑化が求められている。 ワ行 割石積 割石積 わりいしづみ 石積み用に加工した石(例えば、間知石など)、または、単に自然石を割ったものを割石といい、これからの石を積み上げた重力式擁壁。 割栗石 割栗石 わりぐりいし 構造物の基礎地業に使用するため岩石を割ってつくったもの。径は5~20㎝程度。一般に石積み、擁壁などの構造物の基礎地業に使用される。 PAGE TOP