2024.2.22
庭にヤシの木を植えるときの注意点
横須賀・葉山・逗子・鎌倉エリアと相性の良いヤシの木。
海風にそよぐヤシの木の姿はいつ見ても癒されます。
ただ、ヤシの木は大きく育つ種類の木でもありますので、植える際に注意が必要です。
1)植える種類に注意
ヤシの木と一口に言ってもいくつか種類があります。そして種類によって育ち方が違いますので、お庭に植える場合よく種類を考えないと後々大変なことになります。
横須賀・葉山・逗子・鎌倉エリアと相性の良いヤシの木の種類は主に下記です。
おすすめはココスヤシとワシントンヤシ

■ココスヤシはお庭に植えられていることが一番多いのではないでしょうか。成長がゆっくりで程よい大きさになります。(とは言えぐんぐん育つと5〜10mになります)
■ワシントンヤシは別名パームツリーといい、手のひら(パーム)をパーにしたような葉が出てくるのが特徴。成長もゆっくりですがこちらの木は大きくなると20m程になりますので、管理ができるかよく考えてから植える必要があります。
■フェニックスはよくホームセンターなどで売られていて見た目の可愛い小柄なヤシです。(売られているときは)ですが、耐寒性がなく外で地植えができませんので要注意。主に鉢植えで育て、冬時期は室内に入れる必要があります。ただ、順調に育つと3m程になるので室内で管理するにも天井に付くほどの大きさになってしまいます。こちらも管理場所を確保した上で選ぶことをお勧めします。
■カナリーヤシは原産国では20m級にそだつポテンシャルのある木で、日本の気候では5〜10m程と言われています。が、順調に育つとかなり大きくなると思ったほうが良いでしょう。寒さには比較的強いですが、ほかのヤシの木と比べると暖かい気候を好みます。そして葉が硬くトゲトゲなので刺さるとかなり痛いです。葉のボリュームもでますので、お庭に植える際は特に注意が必要です。
2)植える場所に注意
上記のことからココスヤシとワシントンヤシがおすすめですが、
それでも植える場所には注意が必要です。
植え込む際の注意点は下記です。
十分なスペースが確保できるか?
ヤシの葉は円形に360度広がります。
幹から直径3mは葉が広がると考えましょう。
通路やお隣との境界ぎりぎりに植えると、
通行の邪魔になったり越境したりしてしまいます。
車庫や建物の近くも注意
車庫ぎりぎりに植えると、車の出し入れのたびに
葉が車体に擦れ、傷が付くことがあります。
電線に当たらないか
成長した際に電線に直撃しないよう、
上空にも注意しましょう。
3)剪定に入れるか

ヤシの木も植物なので、手入れは比較的楽ですが剪定は必要です。
小さいうちは問題ありませんが、大きくなったときに剪定作業を行うためのスペースが確保できるかもあらかじめ考えておく必要があります。
ワシントンヤシなど10mを超えるヤシは梯子では対応できず重機が必要になります。
そのため、
・道路に重機を停めるスペースがあるか
・道路から作業位置まで重機が届くか
といった点も重要なチェックポイントです。
また、大きくなりすぎたヤシの木を抜根したい場合でも、重機が届かないと余分な費用がかかってしまいます。
人がやっと通れる程度の家の裏手などでは、植え込み・剪定・抜根のすべてにおいて通常より費用が高くなるケースがあります。
場合によっては植え込み自体が難しいこともあるため事前の確認が欠かせません。
以上がヤシの木を植えようと考えた際にまず検討しておきたいポイントです。
意外と事前に想定すべきことが多いため、プロに任せるのが最も安心な方法だと言えるでしょう。
せっかくヤシの木を植えるなら、長く楽しめる環境を整え上手に共存していきたいですね。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。
