2023.4.19
日に日に暖かくなり、外に出て庭のメンテナンスをする機会も増えてきました。私は庭の植栽のメンテナンスは苦にならず、むしろメンテナンスをすることで木や花の健康状態がよくなることに喜びを感じます。
しかしながら、実際に住んでいるお客様の目線で見た時に、私たちが作ってきた庭が本当にお客様に歓迎されているのか?あんなにたくさんの植栽を入れて本当に良かったのか?ということが時々フラッシュバックのように思い返されます。
本日はお客様の目線で見た時の良い外構・庭について考えます。
良い外構とは?
1.機能的で使いやすいこと
良い庭とは機能的なデザインが必要だと考えます。つまり、使い勝手が良く、家族や来客が快適に過ごせること。例えば、バーベキューコーナーやテラスなど、家族や友人との交流やくつろぎの空間が、すぐに使える状態で存在すると使いやすい庭といえるのではないでしょうか。また、植栽の配置や高さに気を使い、日当たりや風通しをあらかじめ考慮して作られた庭も機能的と言えると考えます。
2.美しく調和のとれたデザイン
良い庭とは、美しく調和のとれたデザインが必要だと考えます。
植栽の種類や配置、石や木材などの素材の選び方、シンボルツリーやオブジェなどのアクセントの配置も重要です。また、季節ごとに変化する風景を楽しめるように、植栽を工夫することも美しさを保つために必要だと考えます。
3.環境にやさしい
昨今の環境事情を考えると、良い庭とは環境にやさしいことも重要だと考えます。例えば、地球温暖化防止のために、植物を多く配置してCO2を吸収するようにしたり、水をあまり必要としない植物を選ぶことで実現可能です。また、石や木材など、自然素材を使い人工物を使わないことで、環境に配慮したデザインにすることもできます。
まとめ
いろいろと述べてきましたが、結局のところ良い庭とは、メンテナンスが簡単で長期的に維持することができるということが最も重要なのではないでしょうか。植物や素材の選び方によって、手入れが簡単になるようなデザインにすることができます。また、地域特性に合わせた耐久性の高い素材を選ぶことで、長期的に庭を楽しむことができます。
こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。