2023.2.15
まだまだ寒い日が続く2月。この時期は庭のお手入れもひと休みという方も多いのではないかと思います。
しかしながら我々外構デザイナーにとって2月は一年のうちでも特に重要な月なのです。
2月は私たち人間も外に出るのが億劫になる季節。庭の植栽も多くが休眠期に入っています。実はこの休眠期は草花の植え替えに適した時期です。
また落葉樹も初冬に葉を落として休眠期に入りますので移植などに適した時期になります。庭デニングの施工エリアの横須賀から湘南エリアで人気のヤシの木も冬の間は休眠期です。
このことを踏まえると1月から2月にかけての冬の時期は今年一年間のガーデニング(植栽)計画を考えるのに最適な時期なのです。
特に既存の庭のリニューアル案件では、現在の植栽を活かした提案をすることも多いので、この休眠期を活かしてご提案するようにしています。
我々外構デザイナーはお客様(人間)と植栽(草花、樹木)の双方の要望をヒヤリングし、適切なご提案をさせていただく必要があると考えています。前回のコラムでも申し上げた通り、植栽には様々な役割があります。外からの視線をさえぎってくれたり、四季を感じさせてくれて心がほっこりしたり、庭というのはお住まいの方にとって必要不可欠なアイテムだと思うのです。そのため、お住まいの方(人間)と庭の住民である植栽の双方の居心地が良くなくてはならないと考えます。
もちろん外構デザイナーだからと言って植栽の言葉がわかるわけではありません。現在までの経験と知識、現場で新しく仕入れた情報などを総合的に考えてご提案させていただきます。
草花にはそれぞれに花を付ける時期があります。なるべくなら一年中どこかで花を楽しめるような庭を作りたいと考えています。
こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。