2025.4.28
海にも自然にもよく似合い調和するウッドデッキ。横須賀や湘南エリアでは根強い人気で、アウトドアで過ごすときの必需品です。
実はウッドデッキを作る際に使う「木」の種類は様々あります。
そんな沢山ある素材の中から私がよく使うのが「イタウバ」。色々見て、使ってきたからこそわかるイタウバの良さをお話ししたいと思います。
1.イタウバ材とは?
南米(ブラジルなど)原産のハードウッドです。
耐久性・耐水性・耐腐朽性に非常に優れていて、ウリン材やイペ材に次ぐ高級木材として人気があります。
柔らかい手触りとナチュラルな風合いも魅力。
2. イタウバ材を使うメリット
■ 優れた耐久性・耐腐朽性
– 雨や湿気に強く、シロアリや腐食にも非常に強いため、長期間安心して使用できる。
– 20年以上の耐用年数が期待できることも。
■ 素足で歩きやすい質感
– ハードウッドの中では比較的表面が滑らかで、ささくれが少ない。
– 小さなお子様やペットにも安心して使える優しい手触り。
– 夏場熱くなりにくい。
■美しいナチュラルな色味
– 最初は明るい黄褐色、徐々に経年変化でシルバーグレーに変わる高級感ある風合い。
– 時間と共に味わい深く変化するのも楽しみのひとつ。
■ コストパフォーマンスが良い
– ウリンやイペに比べると、やや価格が抑えめで導入しやすい。
– それでいて耐久性はしっかりしているため、コストパフォーマンスが高い。
3. イタウバ材のデメリット
■ 色ムラ・油じみが出る場合がある
– 天然木ならではの個体差で、黒っぽい油じみ(オイルマーク)が出ることがある。
– 気になる場合は施工前に選別・下処理が必要。
■ 日焼けや経年変化が早い
– 明るい色味が紫外線で早めにグレー化しやすい。
– ナチュラルな変化を楽しむか、いやな場合は塗装で色をキープする必要あり。
■ 施工には専門知識が必要
– 硬く重い材質なので、素人施工には向かない。
– 専門業者による下穴あけ施工やビス固定の技術が必須。
まとめ
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。