2025.2.28
3月に入り、春の訪れを感じる季節になりました。寒さが和らぎ、外での作業もしやすくなるこの時期は、お庭や外構のリフォームを計画するのに最適なタイミングです。本格的な春を快適に迎えるために、お庭や駐車場、フェンスなどエクステリアを快適にリフォームしませんか?今回は、春におすすめの外構工事のポイントについてご紹介します。
1. 春のガーデニングに向けたお庭リフォーム
春になるとガーデニングや家庭菜園を楽しむ方が増えてきます。今の時期にお庭の土壌改良や花壇の作成をする事で春の一番いい時期に満開の花壇を楽しむ事ができます。家庭菜園などは種まきの時期を考えると早めに庭リフォームをして準備することをお勧めします。
また、雑草対策として防草シートや砂利を敷くのも今の時期がお勧め。気温が上がると雑草も一気に成長するため、手間が倍増!プロにお庭工事を依頼する場合でも、雑草を抜いて捨てる手間が増え工事費用も高くなります。

2. 雨対策!カーポートやテラス屋根の設置
梅雨の時期に向けて、テラス屋根やカーポートを設置するのはいかがでしょうか?近年ゲリラ豪雨などお天気の急変が多くなってきましたね。梅雨前は特に屋根をつけたいお客様で混み合いますので、春先に設置しておくことをお勧めします。カーポートやテラス屋根の屋根材に使われているポリカーボネートには実は紫外線をカットする効果があります。春先には既に紫外線が強くなってきますので、ご自身の日焼け防止はもちろん、愛車の日焼け防止にも一役買ってくれます。

3. 防犯を意識した門まわりのリニューアル
春はポカポカ気持ちがいいシーズンですが、外に人が増える時期でもあります。最近は物騒な事件もよくテレビなどで目にしますので、防犯として門まわりをリニューアルするのも一つの選択肢。例えば、オープンな外構でしたら塀や門扉を設置したり、夜暗いのが気になるようでしたら照明を設置する、センサーライトを付けるなどの対策が可能です。更に強固な対策として防犯カメラの設置を検討するのも良いでしょう。

4. 外構のメンテナンスで長持ちさせよう
室内と比べて紫外線や雨風に晒されている外構部分は素材によっては劣化も早く進みますので、定期的なチェックが必要です。例えば、天然の木で作られたウッドデッキは、素材によっては3〜4年でひび割れなどの劣化が顕著に現れてきます。防腐剤の添付が必要なウッドデッキなどは気候も良くなってきた春に添付するのがお勧めです。最近はそういった手間がかからない、雨に強く腐らない天然木があるのをご存知でしょうか?毎年のメンテナンスやいづれは腐って交換する時期が来ることを考えますと、腐らない木でウッドデッキをリフォームしてしまった方が最終的に安く済みます。メンテナンスを考えた色々な商品が毎年出てきておりますので、10年以上前に工事をした方は一度プロに相談してみるのをお勧めします。

まとめ
3月は外構工事に適した時期であり、春に向けたリフォームの計画を立てる絶好のタイミングです。ガーデニングの準備、雨対策、新生活に向けた門まわりのリニューアル、そして外構メンテナンスをしっかり行うことで、より快適で美しい住環境を作ることができます。これから外構工事を検討される方は、ぜひ早めのご相談をおすすめします!

【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。