Vol.55 横須賀でおすすめの目隠し・プライバシー対策外構アイデア5選

2025.10.29

― 視線を遮りながら、美しい外構を ―

「リビングのカーテンを開けられない」
「庭に出ると、道路や隣の視線が気になる」
そんなお悩み、外構の工夫で解決できることをご存知ですか?

特に住宅が密集する横須賀エリアでは、「目隠し」と「プライバシー対策」が外構設計でとても重要なテーマになります。

今回は、デザイン性を保ちながら視線を遮る、おすすめの目隠しアイデアを5つご紹介します。

横須賀市 目隠しフェンス ウッドフェンス

1. 【フェンス+植栽】自然と人工のバランス型

高さのあるフェンスだけで完全に視線を遮ると、圧迫感が出てしまうことも。
そこでおすすめなのが「程よい目隠しフェンス」+「中高木の植栽」の組み合わせ。

▶こんな方におすすめ

・隣家との距離が近く、プライバシーを確保したい
・圧迫感なく、自然な雰囲気を大切にしたい

▶ 横須賀ならではのポイント

海風の強いエリアでは風通しの良い横格子フェンスが人気。
常緑のシマトネリコやオリーブなど、風に強い樹種を選ぶと◎。

神奈川県横須賀市 目隠しフェンス 植栽

2. 【ウッドフェンス(木調フェンス)】目隠しとデザイン性を両立

目隠しフェンスの中でも、特に人気が高いのがウッドフェンスです。
天然木の温かみが自然豊かな横須賀エリアにマッチし、景観も崩しません。最近では腐らない水や無視に強い木もありますのでメンテナンスも心配いりません。

プライバシーを守りながら、外観をぐっと引き立ててくれる存在です。

▶ こんな方におすすめ

・自然素材のようなやさしい雰囲気が好き
・お手入れはなるべく簡単に済ませたい
・家の外観と統一感のある目隠しをつくりたい

▶ 横須賀ならではのポイント

横須賀では、海に近い地域や傾斜地の多い住宅地において、腐らないイタウバやウリンといったアイアンウッド(鉄の木)で作った木調フェンスが非常に人気です。
耐塩害性・耐久性に優れ、長持ちしやすいため、地域環境との相性も抜群です。

横須賀市 目隠しフェンス ウッドフェンス イタウバ

3. 【目隠し壁+タイル・モルタル・石材仕上げ】重厚感×高級感

しっかりとした独立型の目隠し壁は、デザインのアクセントにもなります。
左官仕上げや天然石張りなど、素材で印象がガラリと変わるのも魅力です。

▶ こんな方におすすめ

・高級感のある外構をつくりたい
・外からの視線を完全にカットしたい

▶ 横須賀ならではのポイント

海沿いでは塩害に強い素材選びが重要。
モルタル下地+セラミックタイルや天然石張りなど、耐候性の高い仕様が長持ちします。

横浜市外構 目隠し塀 タイル

4. 【格子スクリーン】視線は遮り、風は通す

デザイン性の高い目隠しとして人気の縦格子スクリーン
完全に閉じるのではなく、視線をずらす・通風を確保するという意味で非常に優秀です。

▶ こんな方におすすめ

・洗練された和モダンやナチュラル外構にしたい
・道路からの視線をやんわり遮りたい

▶ 横須賀ならではのポイント

狭小地や斜面に面した敷地でも、場所を取らず設置可能
視線の抜け感と圧迫感の少なさが、横須賀の住宅密集地にもマッチします。

神奈川県横浜市 目隠しフェンス 縦格子

5. 【高木+下草のグリーンカーテン】四季を感じるナチュラルな目隠し

植物だけで作る“自然の目隠し”も根強い人気。
季節ごとの表情が楽しめて、目に優しい印象を演出できます。

▶ こんな方におすすめ

・植物が好きで、庭の手入れも楽しみたい
・やわらかく自然な目隠しにしたい

▶ 横須賀ならではのポイント

温暖な気候を活かして、常緑樹+季節の下草で構成。
花や香りも楽しめる“見せる目隠し”として、おもてなし空間にもおすすめです。

横須賀市 目隠し 植栽 植物

目隠し=“生活の質”を上げる工夫

外構における「目隠し」は、単に視線を遮るだけではありません。
・リラックスできる庭時間
・カーテンを開けて暮らせる快適さ
・自然に囲まれた安心感

これらを叶える“暮らしの質”に直結する大切な要素です。

横須賀市 目隠しフェンス ウッドフェンス

庭デニング 代表 小山健太郎【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。

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