Vol.1 庭をデザインする

2021.4.9

皆さんは家を建てるとき、どんなことをイメージしますか?(しましたか?)
リビングは広いほうがいいな、できればキッチンに窓が欲しい、個室は4部屋欲しい、趣味のスペースもあったらいいな・・・
様々な夢が膨らむことかと思います。
ようやく完成した理想の家ができて部屋の中に入った時、非常に驚き、落胆する方がいらっしゃいます。そう、理想を追求した部屋から見えるのは、なんとなく打ち合わせして、ハウスメーカーの言いなりで出来上がった「庭」。
建物に気持ちも予算も集中したために、建物内部とのギャップが激しい「理想とはほど遠い庭」。

私は長い間、設計士、建築士として皆様の夢の実現のお手伝いをしてまいりました。
デザインの専門学校を卒業後、店舗や内装を設計する会社に8年、外構専門店で14年、図面作成は2,000件以上、1,000件を超える様々な現場で経験を積んでまいりました。建物の中も外も知り尽くした私から見ると「庭」はプライベートな空間である家の中と、パブリックな空間である外をつなぐ重要な存在です。
中と外をつなぐ「中間領域としての庭」が存在することで、住んだ後の安心感が変わってくると言っても過言ではありません。

しかしながら首都圏の一般的な土地の場合、建物以外は、ガレージ、テラス、門からのアプローチなど、いわゆる機能的な物を配置するだけで、そこにデザインをするという発想は生まれにくいのかもしれません。
私が皆様にお伝えしたいのは「どんなに狭い土地でも変形地でも、建物の設計段階から相談してくれれば、より有効な庭の使い方が提案できる」ということ。
隣地との境界、ガレージ、門からのアプローチ、テラス、それらひとつひとつのデザインで、暮らしを潤すことができるのです。

部屋の中のインテリアを考えるように、庭のデザインについても考えてみませんか。

こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。

庭デニング 代表 小山健太郎【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。

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