2023.5.10
外構デザインというと、建物の外観にあわせて庭や駐車場を整えるというイメージが強いかもしれませんが、実は外構デザインという世界は奥が深く、実に様々な要素が含まれていて守備範囲が広いものです。
本日は外構デザインの基本についてご説明いたします。
レイアウトデザイン
植栽やエクステリア要素のレイアウトは、デザイン次第で季節ごとに異なる表情を見せることができ、敷地の美しさや趣きを決定づける重要な要素です。また、照明の配置や色、植栽の色彩の設計によって、夜間や昼間、季節によっても印象を大きく変えることができます。
アプローチデザイン
玄関までのアプローチや駐車場のレイアウトも重要な要素です。自然なラインを描くようにアプローチをデザインすることで、敷地全体のバランスをとることができます。駐車場の場合には、車の進入や停止が、晴れの日も雨の日も夜間でもスムーズにできるように、広さやスペースの配置も考慮する必要があります。
建物、街並みとのバランス
母屋との調和性や周辺の街並みに合わせたデザインも外構デザインには欠かせません。周囲の景観や自然環境、建物のイメージやスタイルに合わせた外構デザインは、街並みや建物との一体感を生み出し、美しい景観を創り出すことができます。
このように外構デザインとは、建物や敷地の外側の空間を美しく機能的にデザインすることで、建物全体の価値を高め、住まいの快適性を向上させる重要な役割を果たしているのです。
こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした外構デザインの施工事例写真をご覧いただけます。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。