2021.4.23
外構デザインは大きくわけると「オープンスタイル」「クローズスタイル」「セミクローズスタイル」の3つのタイプがあります。それぞれ一長一短ありますので、3つのスタイルの特徴をご説明していきましょう。
●オープンスタイル
家を門扉や塀で囲わずに木や草花を植えるなどして開放的に見せるスタイルで、欧米などに多く見られます。
敷地と道路の境界には塀の代わりに樹木や花が植えることが多く、治安のよいエリアで良く採用されるスタイルです。
外構設計の自由度が高く、デザイン性の強い庭となることが多いのが特徴です。
●クローズスタイル
少し前の日本で良く見られた、家の周りを門扉や塀で囲って外部と敷地内をはっきりと分けるスタイルです。
外からの視線を遮るため、プライバシーを守りたい方にお勧めです。また、小さいお子様や犬などのペットが道路に飛び出す心配もありません。
クローズスタイルは、敷地を塀で囲うため施工費用が高くなりがちです。
●セミクローズスタイル
オープンスタイルとクローズスタイルの中間がセミクローズスタイルです。
一般的には門扉だけを設け、塀は作らずにフェンスや植栽などで仕切るケースが多いです。
クローズスタイルのように外からの視線を完全に遮らないので、内と外に程よい距離感を演出します。
デザイン性やセキュリティ、外構にかける費用のことを考え、どのタイプの外構にするのかを検討しましょう。
こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。