2023.5.24
私ども庭デニングは湘南、横須賀エリアを中心にエクステリアデザインという分野で活動しています。皆様ご存じの通り、私共が手がけるエクステリアデザインの対義語として「インテリアデザイン」という分野があります。本日はインテリアとエクステリアの具体的な要素とその違いを詳しく説明します。
インテリア(Interior)
インテリアデザインとは、住宅の内部空間をデザインすることで、快適性と美観を追求していくアプローチです。個々の部屋の目的やご施主様の好みに合わせて、調和の取れたバランスや心地よい雰囲気を作り出し、お住まいになられる方々の暮らしを豊かにする役割を果たします。
レイアウト
インテリアデザインでは、家具や家電、収納スペースなどの配置が重要です。例えば、リビングでは、ソファやテレビ、テーブルなどの家具の配置を決め、居心地の良い空間をデザインしていきます。
カラースキーム
居室内の壁の色、床材、家具の色やテクスチャーを選ぶことで、部屋の雰囲気やスタイルを表現します。例えば、明るい色調を使うことで明るく開放的な雰囲気を作り出すこともできます。
照明
インテリアデザインでは、照明の配置や種類を考慮します。照明は、部屋全体の明るさや雰囲気を調整し、空間の魅力を引き出す役割を果たします。例をあげると間接照明やスポットライトを使うことで特定の部分を強調し、雰囲気を作ることも可能です。
素材とテクスチャー
インテリアデザインでは、壁紙、床材、家具の素材や質感を選ぶことが重要です。素材の選択によって、部屋の雰囲気やスタイルを決定します。例えば、木材を使用した家具や床材は、温かみと自然な雰囲気を与えます。
エクステリア(Exterior)
エクステリアデザインとは、建物の外構部分や外観のデザインを指します。建物の外壁や屋根の形状、窓やドアのスタイル、庭や植栽、門、カーポート、フェンスなどもエクステリアの要素です。庭の配置や植物の選定、ウッドデッキなどの設置もエクステリアデザインの一部であり、屋外空間の使い勝手や美観を高める役割を果たします。
庭と植栽
エクステリアデザインでは、庭や植栽の計画をいたします。庭の配置や植物の選定によって、美しい景観や季節感を演出します。植栽は、庭全体の色彩やテクスチャーを提供し、自然な雰囲気を創り出します。
ウッドデッキやテラス
エクステリアデザインでは、屋外でのくつろぎのスペース確保やBBQなどの屋外活動ができるスペースを提供するためのレイアウトを考慮します。快適な屋外空間を作り出すことで、ご家族やお客様が庭での時間を楽しめる環境を提供します。
駐車場、アプローチ
エクステリアデザインでは、駐車スペースや門から玄関までのアプローチの取り方、使用する素材の選択によって、使い勝手の向上や安全性を考慮します。
インテリアとエクステリアは、建物の内部と外部のデザイン要素を担当するという点で異なります。インテリアは、室内の機能性と快適さを追求する一方、エクステリアは建物の外観や周囲の環境との調和、屋外での使い勝手や安全性を重視します。しかしながら、建物の内と外という違いはあれ、全体的な調和を追及していくという点で一致するデザインでもあります。インテリアもエクステリアも、それぞれの要素を適切にデザインすることで、全体としてバランスの取れた魅力的な建物を作り出すことができるのです。
こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。
【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。