Vol.21 自然災害に強い庭の作り方とメンテナンス

2023.6.7

庭デニングのある神奈川県横須賀市では2023年の梅雨入りはまだのようですが、梅雨前線の活発化による激しい雨や台風の接近による風などの自然災害の危険性が毎週のように報道されています。
庭木や季節の草花を植えたり、鉢植えなどでガーデニングを楽しんでいらっしゃる方にとっては雨や風による被害が心配かと思います。大切にお世話をしている植物が倒れたり枯れてしまわないように自然災害から庭を守る為のメンテナンスのポイントについてお知らせいたします。

神奈川県横須賀市S様邸 | リガーデン、造園リフォーム工事 | ドライガーデン

風通しを確保する

庭に植栽を植える際には、風通しの良い場所を選ぶことが重要です。
風がスムーズに通ることで、強風が植物に与える圧力を軽減することができます。密集した植栽や壁に近い植物は、風の影響を受けやすいため、配置には注意が必要です。

強風に耐える植物を選ぶ

神奈川県横須賀市、湘南エリアでは海風が強いため、風に耐える特性を持つ植物を選択することが重要です。風に強く、しなやかな茎や葉を持つ樹木や植物を選ぶことで、風の影響を受けにくくなります。

樹木の剪定をする

樹木の枝が強風によって折れてしまったり、樹木自体が倒れてしまうことを防ぐために、定期的な剪定を行うことが重要です。枝が重くなりすぎたり、不要な枝がある場合には、適切に剪定して樹木を軽量化ししておきましょう。

植物をしっかりと固定する

台風の接近が予め予想される場合には、強風によって植物が倒れたり、根元から抜けてしまうことを防ぐために、植物を固定することが重要です。大きな木や樹木には支柱を立てたり、ロープやネットで固定することで安定性を確保しましょう。

風で飛ばされるような物を片づける

小物やガーデニンググッズは物置にしまったり玄関の空いたスペースに入れておきましょう。
ベランダに置いてあるものが風邪で飛ばされたりベランダから落下すると、非常に危険です。予め屋内に移動させましょう。屋内に置く場所がない場合は、なるべく風の影響がない場所を選んで移動させましょう。
大きくて移動が大変な鉢などは、予め倒すか、鉢同士を縛って風の影響を受けないようにしておきましょう。

普段から土壌管理をしておく

台風による大雨や風で土壌が流出したり、植物の根が浸食されることを防ぐために、普段から適切な土壌管理をすることが必要です。水はけの良い土壌を作り、必要に応じて植栽周辺にマルチング(表土の保護材を敷くこと)を行うことで、土壌の浸食を軽減することができます。

定期的な点検とメンテナンスをする

植栽の健康状態や樹木の支柱、固定具の状態を定期的に点検し、必要なメンテナンスを行うことも重要です。普段から定期的に点検を行い、問題がある場合には早めに対処することで、被害を最小限に抑えることができます。

以上のように、普段からきちんとメンテナンスをしていれば雨や風による被害は最小限に防ぐことが可能です。しかしながら、自然災害というものはいつ発生するかがわからないもの。ご自身でメンテナンスすることも重要ですが、私ども庭デニングのようなエクステリアの専門家に定期的なメンテナンスを依頼するのが安全で確実なのかもしれません。これからの台風シーズンに向けての庭のメンテナンス、自然災害に強い庭の作り方などお気軽にご相談ください。

こちらから神奈川県横須賀市、横浜市、湘南エリアを中心とした施工事例写真をご覧いただけます。

庭デニング 代表 小山健太郎【筆者プロフィール】
庭dening代表 小山 健太郎
日本デザイナー学院卒業後、8年間店舗・内装設計の会社に勤め、外構専門店で14年間修業し、庭dening(ニワデニング)を設立。ブティック社発行、エクステリア&ガーデン(外構専門雑誌)にて、現場写真を多数掲載される。現代和風・プロバンス風・モダン・ナチュラル風とスタイルにとらわれず数多くのプランを手掛ける。

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